精巣に入る血液と出る血液の熱交換で精子を高温から守る

6月 6th, 2011 by | Print

精巣に入る血液と出る血液の熱交換で精子を高温から守ります。

精巣から出る静脈は陰嚢の付け根あたりで蔓のように曲りくねっていて、これが精巣に入る動脈と絡み合っています。

精巣から出る静脈血の温度は33度くらいに下がっているのですが、この絡みの部分で、動脈血の熱を受け取り、37度まで上昇して、腹腔に帰っていきます。熱を渡した動脈血は33度に下がって精巣に入るのです。

このように精巣温度は体温より4度~8度低く保たれています。もし、体温に近い温度が長く続くと精子の生産は完全に停止します。

その証拠に、手術によって精巣を腹腔の中に閉じ込めておくと、精子は全部死んでしまいます。

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